FUJIFILM最新型X100Vではなく旧型X100Fを買った理由

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2020年6月にFUJIFILMのコンパクトデジタルカメラX100Fを購入しました。

しかしこのカメラ型落ち品です。
この4ヶ月前の2月にはX100Vという後継機種が発売されています。
ではなぜ僕は1世代前のカメラを買ったのか。
いくつか理由がありますので紹介しようと思います。

僕のようにどちらを購入しようか迷っている方が多くいるかと思いますが、少しでも参考になればと思います。

X100FとX100Vの性能比較

まず始めに初心者の方(筆者自身含む)が分かるようなスペックのみ抜粋して比較表を作成しました。
横スクロールして閲覧してください。

下記情報以上のスペックを確認したい方はFUJIFILM公式サイトにて詳細を確認できます。
X100F公式ページ
X100V公式ページ

カメラ名FUJIFILM X100FFUJIFILM X100V
 
発売日2017年1月18日2020年2月6日
価格(2021年5月現在)約98,000円約135,000円
有効画素数約2,430万画素約2610万画素
撮像素子23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ)
X-Trans CMOS IIIセンサー、原色フィルター採用
23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ)
X-Trans CMOS 4センサー、原色フィルター採用
レンズフジノン単焦点レンズフジノン単焦点レンズ
焦点距離f=23mm(35mm判換算:約35mm相当)f=23mm(35mm判換算:約35mm相当)
開放F値F2.0F2.0
レンズ構成6群8枚(非球面1枚)6群8枚(非球面2枚)
NDフィルターあり(4段分)
絞りF2~F16 1/3EVステップ(9枚羽根)F2~F16 1/3EVステップ(9枚羽根)
標準出力感度AUTO1/AUTO2/AUTO3
ISO200~12800(1/3EVステップ)
AUTO1/AUTO2/AUTO3
ISO160~12800(1/3EVステップ)
拡張モードISO100/25600/51200ISO80/100/125/25600/51200
測光方式TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央部重点
露出補正-5.0EV~+5.0EV
1/3EVステップ(動画撮影時は-3.0EV~+3.0EV)
-5.0EV~+5.0EV
1/3EVステップ(動画撮影時は-2.0EV~+2.0EV)
標準撮影枚数約270枚(スタンダード・EVF)
約390枚(スタンダード・OVF)
約350枚(ノーマルモード時・EVF)約420枚(ノーマルモード時・OVF)
液晶モニター
3.0型 3:2アスペクト TFTカラー液晶モニター
約104万ドット(視野率 約100%)
3.0型 3:2アスペクト
チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター、約162万ドット(視野率 約100%)
動画撮影サイズ1920×1080(フルHD)4096×2160(C4K)
デジタル入出力USB2.0(High-Speed)/マイクロUSB端子USB Type-C(USB3.1 Gen1)
ネットワークWiFiWiFi, Bluetooth
本体外形寸法[幅]126.5mm × [高さ]74.8mm × [奥行き]52.4mm (最薄部 32.0mm)[幅]128.0mm × [高さ]74.8mm × [奥行き]53.3mm (最薄部 32.7mm)
質量約469g(付属バッテリー、メモリーカード含む)約478g(付属バッテリー、メモリーカード含む)

X100Fを購入した理由

型落ち品のため価格が安価

最新型X100Vの販売により、X100Fは一世代前の旧型となりました。
それと同時に値段が下がりました。
2017年発売当初の最安値は139,271円でした。
しかし現在では10万円を切る価格で購入可能です。

それに対しX100Vは2021年5月現在約135,000円となっていて、発売当初と比較すると随分安くなってはいます。
X100Fとの価格差35,000円を大きいと取るか小さいと取るかは人それぞれではありますが、個人的には大きな差かと思います。
X100Vの3分の2ほどの価格でX100Fを購入できるのは価格面での大きなメリットであるとは思います。

画質の差は素人目線では分からない

多くの方がX100FとX100Vの撮影画像比較を行っています。
しかしこの比較を行っているのは両カメラを持っている方であり、だからこその細かな比較です。

一部のレビューには記載がありますが、一目では判断ができないようです。
画像を拡大して一つ一つ確認すればもちろん違いはあります。
しかし例えばInstagramやTwitterのようなSNSにアップするような用途で使用する方には違いは大きくありません。
ましてやそれを見る第三者はさらに区別がつきません。

実際の作例

僕はまだ勉強中のためこのような写真は撮れませんが、下記の投稿は全てX100Fで撮影された物です。
目指す物がこのような写真であればX100Fで良いと断言できます。

 

 
 
 
 
 
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X100Fには備わっていないX100Vの機能

フィルムシミュレーションの数

FUJIFILMと言えばな機能。
X100FからX100Vでは2種類のフィルムシミュレーションが追加されました。

  1. ETERNA(エテルナ)
    映画用撮影フィルム(ETERNA)を再現した動画撮影に適したフィルムシミュレーションです。
    落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴です。
    YouTube動画が実際にエテルナを使用して撮影された動画になります。
    儚い雰囲気を醸し出した映像作品となっています。
  2. クラシックネガ
    僅かに渋みを含んだ色彩とシリアスな階調。
    名前の通りフィルムで撮影したかのような風合いを出します。

特にこのクラシックネガが非常に人気であり、今流行の「フィルムっぽい写真」を簡単に演出してくれます。
僕はこのフィルムシミュレーションが欲しくて、どちらの機種を買うか非常に悩みました。

背面チルト式液晶モニターの実装

出典:富士フィルム公式サイト

上下方向に液晶モニターを動かせるようになりました。
これにより手を高く挙げての写真撮影、地面スレスレから写真撮影の際に液晶を見やすくなりました。

バリアングル式ではないため、左右及び回転等はしません。

防塵/防滴仕様

出典:富士フィルム公式サイト

X100Vから防塵/防滴仕様が可能になりました。

ただ購入時にすでにこの仕様になっているわけではなく、アダプターリングとプロテクトフィルターを購入することにより、防塵/防滴仕様となります。
この2つを合わせると1万円近い出費になってしまうのが金銭的に辛いところです。

充電コードがUSB Type-Cに

細かいところで言うと充電する際のコードがUSB Type-Cになりました。

iPhoneのLightningケーブル、Androidによく使用されるMicro USBなど多くのタイプがあります。
これらが徐々にUSB Type-Cに移行しつつあります。

手持ちの全てのケーブルがUSB Type-Cに統一されることにより、コードの持ち運びが非常に楽になります。

どちらを選ぶべきか目的別購入機種

目的別にどちらを購入すべきかまとめてみました。
個人的な意見としては細かい性能に関しての知識がない方は迷わずX100Fをお勧めします。

X100Fを購入すべき方

価格を抑えたい方

当然ではありますが、X100Vの旧型であるX100Fの方が価格は安価となっています。
予算が限られている方には型落ち品であるX100Fもお勧めできます。

SNS投稿用に使用したい方

画像が圧縮されて投稿されるSNSでは、素人目線ではカメラ性能の差にあまり気づけません。
Instagramなどの投稿では必要十分な性能であると考えています。

カメラ初心者の方

僕もそうですがカメラ初心者の方にはまずは安価なX100Fでカメラに慣れるのが良いのではないかと思います。
当たり前ですがiPhoneなどの携帯と比較して圧倒的にできる事が多いため、初心者には手に余るような機能が詰まっています。

X100Vを購入すべき方

用途関係なく最新機を使用したい方

チルト式液晶モニターが必要な方

クラシックネガを使用したい方

コードをUSB Type-Cに統一したい方

まとめ

多くのカメラ記事はかなりカメラに愛着があり、知識を持った方が執筆されているため、メリット/デメリットが良くも悪くも強調されてしまいます。
僕のようなカメラ初心者の方には結局どちらを買えばいいのか分からず、そういった記事は荷が重いです。
今回の記事はそういった僕同様の初心者の方が同じ目線でカメラ選びをできるようにと思い執筆しました。

参考になれば幸いです。

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